妻が脱会を決めた理由 - 創価学会を脱会するために　

妻には色々な話をしてきました。

学会の活動が意味のある活動なのか。
池田大作が本当に素晴らしい人間なのか。
毎日の祈りは何のためなのか。
財務という行いは本当に正しいのか。

何ヵ月もかけて話をしてきました。

妻の心が動いているのがわかりました。

しかし、脱会までには至りません。

もしかしたら、無理なのかも？何度もそう思いました。

でも、諦めたら全てが終わる。
妻の人生が池田大作によって終わらされてしまう。

私は根気よく話をしました。

妻は、私と会う一年ほど前に学会に生涯を捧げる決心をしたそうです。
しかし、私と出会って話をするうちに迷いが出てしまった。
本当に自分は正しいことをしているのかと。

妻は学会活動を通して、生活が良くなったと思い込んでいました。
そこで私は、「生活が良くなったのは学会活動のおかげではないよ。君が頑張ったからだよ。」と話をしました。
学会は何をしてくれた？
毎日の題目が何か変えてくれた？
そもそも、池田大作は何かをしてくれたの？

妻は信じていましたから、そのおかげで変わったんだと言います。

そこで私は言いました。
「今まで、苦しい時や悩みがある時、そばに誰もいなかった。話をする人間がいなかった。だから、学会に助けを求めた。幸せでなにも悩みがなかったら、学会に入った？」
妻は考えていました。
「学会は人が弱ってる時に近寄ってくる。周りの学会員さんはどう？本当に幸せな人を勧誘する？新しく入ってきた人は皆、何か悩みを持っていたんじゃない？」
妻は、そういえば···という感じでした。
「学会は悩みを持っていて、生活出来るギリギリの能力がある人間に近寄ってくる。人の為にやっている宗教なら、生きていくのがやっとぐらいの人間こそ助けるべきなのに、学会はそういう人は助けない。どうしてだと思う？そういう人から金が取れないから。ギリギリの生活してる人なら、信じこませるのは簡単だし、切り詰めれば金は取れる。そういう人間のほうが生活を改善出来る可能性は高いし、そうなれば学会のおかげだと一生金を払い続けてくれる。学会はそういう事を考えて勧誘してるんだよ。学会は誰かを助ける為じゃなく、誰かから金を集める団体なんだよ。」
妻は何かに気づいたようです。
もしかしたら、そうなのかも···と。
そして、こう続けました。
「君は最初にこう言ったよね？自分は宗教家だと。宗教、法華経を信じて日蓮や釈尊を信じて活動しているんだと。学会は本当に宗教なの？学会は本当に仏教なの？よく考えてごらん。学会は誰の為に活動してる？新聞や座談会とかでいつもなんて言ってる？池田大作先生の為に！いつも、そう言ってない？」
妻は頷きます。
「学会は仏教でもなんでもないよ。宗教でもない。あえて、宗教だと言うんなら、学会は池田教だ。池田大作を神と崇める宗教だよ。違う？」
妻には「池田教」という言葉が頭に響いたようです。その言葉で何かが音をたてて崩れていった。
自分が信じていたのは日蓮の法華経だったはず。でも、言われてみれば法華経を唱えているだけで、すべて池田大作の為にだった。
そう思った時に、学会がおかしい事が確信に変わったと言います。
私は、
「何かに祈るのに、学会は必要なのかな？学会がなくても出来るんじゃないかな？学会の活動をして金を払って祈るんじゃなく、自分で自分自身の為に祈ってもいいんじゃないかな？仏教てそういう宗教じゃないの？人を不幸にしてまで自分が幸せになる。仏教て、そういう宗教だっけ？違うんじゃない？」
そして、
「何か悩みがあったり、苦しい事があったら、学会じゃなく俺に相談しろ！何か助けて欲しい事があったら俺に助けを求めたらいい！俺はなんの為に黄みのそばにいるの？俺は君を守るためにいるんじゃないの？これからは、池田大作の為にじゃなく、俺の為に生きてくれ！」
妻は涙ぐみながら、頷いてました。
脱会を決めた瞬間です。

後で聞くと、脱会を決めた理由は、「池田教」という言葉と誰かが自分を守ってくれるということだったそうです。

学会員は自分を守ってくれる人がいないから、そこにしがみついているのかもしれません。
学会員はおかしいと思いながらも自分は「池田教」ではなく、仏教だと思い込んでいるのかもしれません。
マインドコントロールによって正常な思考回路がなくなっているから、そうなっているんでしょう。
しかし、本当に信頼できる人から、こういうことを聞くと、何かが変わる。今まで入っていたスイッチが切れて正常な思考回路がよみがえってくるんだと思います。

結局、脱会させる為には、本当に信頼出来る人、本当に愛してくれる人が話を聞いてあげて、抱きしめてあげる。そして、一言「もう、大丈夫だよ。」と、そう言ってあげるのが一番いいんだと思います。

学会員は、誰かに守って欲しい。

ただ、それだけなんだと思います。